公社の仕事(詳細)
公社での仕事
公社は岡山県内の20市町村にある約25千ha(全国の林業公社で一番大きい面積)の人工林を管理しています。
これらの人工林を、「森林の公益的機能を持続的に発揮させるため、大面積の皆伐を行わず、間伐・択伐を繰り返し実施することにより、木材生産を行いながら、広葉樹の侵入を促進させ、人の手を必要としない70年生の針広混交林へ誘導」しています。
これがあなたの仕事です。
公社に入社したら、それぞれが担当区を持ちます。
担当区の森林を調査し、間伐等の施業を設計して、森林組合や素材生産業者に発注します。そして、計画どおりに作業が進んでいるかどうか、現場を管理します。
担当面積は1人当たり2,500ha程度です。どのくらいの大きさか実感してみましょう。
岡山市内には日本三名園として親しまれている後楽園があります。この後楽園の面積は約14haです。この広さの造林地180箇所の面倒をみると理解してください。
山に入り、山の声を聞き、山のために、今どのような手入れをするのか。それを決めるのは皆さんです。
公社の組織
公社は、昭和40年に、岡山県、市町村及び関係団体の協力によって設立された、公的森林整備機関です。平成20年からの公益法人制度改革に伴い、平成25年に公益社団法人の認定を受けています。
社員は、岡山県、市町村(20)及び岡山県森林組合連合会の計22団体で、理事長には岡山県副知事、副理事長には新見市長と岡山県農林水産部長が就任しています。
現在、職員14名、技術嘱託員15名、事務嘱託員6名、合計35名で業務を行っています。
公社の役割
公社定款により、「森林の有する公益的機能を高度に発揮させるための森林整備を進め、併せて森林資源の持続的利用を図り、もって農山村の振興と県民の福祉の向上に寄与する」ことを目的としています。
そして、長期経営計画において、「針広混交林への誘導」「県産材の安定供給」「市町村への技術支援と森林受託体制の整備」の3本柱を具体的な目標を定めて、育林及び収穫事業等に取り組んでいます。
公社の役割を理解するために、具体的な事例をあげてみましょう。
①森林の持つ公益的機能への貢献
公社造林地(位置図)を見てください。岡山県内20市町村に広く分布しています。
新見市内にある赤枠の区域を拡大(部分図)してみましょう。
新見市役所の北東部分です。東西に中国自動車道が走り、2つのダムがあります。
実線で囲まれたところが公社造林地です。区画の一つは3~20haの大きさがあり、県内全体で約4,100箇所を管理しています。
公社造林地の適正な管理が、水源のかん養や県土の保全等、森林の持つ公益的機能を確保する上で、いかに重要であるかが、分かると思います。
そして、公社は、公益的機能をさらに高めるために、人工林を自然林に近い針広混交林に誘導(公社造林地の写真)するという、先進的な施業体系に取り組んでいます。
②県産材の生産量
令和元年における岡山県内の素材生産量は374千㎥で、ヒノキ材の生産量は225千㎥です。公社の素材生産量は、平成30年度が48千㎥、令和元年度が62千㎥と、県全体の約1割を占めています。さらに今後45年間に渡って、毎年45千㎥を生産できるだけの資源を持っています。
公社は、県内の木材市場、製材工場、工務店等に、県産材を安定供給するという大きな役割を担っているのです。
③地域雇用の確保
労働集約型産業である林業では、発注する事業費の多くが作業従事者の賃金になります。公社の令和元年度事業費は約6.8億円でした。この事業により山村地域の雇用に大きく貢献しています。
公社は、これまで約25千haの人工造林を行い、下刈り、間伐、枝打ち等の保育事業を実施することで、雇用を創出してきました。これからは、次第に増加する利用間伐や択伐事業によって、地域雇用を確保していきます。
このように、公社事業は公的な事業としての意義を持って推進されています。あなたが公社で働くことは、大きな社会貢献でもあるのです。
皆さんへのサポート
大きな組織と違って、公社では職員一人ひとりが主役です。健全な森を育て、利用間伐等によって最大限の収入を得るためには、皆さんの力が必要です。このため、公社では、皆さんの技術を磨き、安心して仕事ができるためのサポート体制を充実させています。
この2年間で、若手職員を中心に、次の研修を実施しました。
森林・林業の概要、チェーンソーと刈り払い機の操作、高性能林業機械、森林評価、森林測量、作業道開設技術、素材価格の動向、丸太の材質と価格・採材方法、木質バイオマス発電施設など
皆さんの応募をお待ちしています
