安全作業のお願い
林業における労働災害の発生率等は、他産業に比べて高い状態にあります。
おかやまの森整備公社が、間伐等森林整備や収穫事業を推進し、公益的機能の維持増進、県産材の安定供給、地域雇用の確保など、県民の大きな期待に応えるためには、担い手となる事業体の皆さんの労働災害防止が重要な課題です。
「林業労働災害ゼロ」を目指して、公社事業における安全意識の啓発と安全作業の推進をお願いします。
安全と健康は自ら守るべきものと改めて認識していただき、日頃から安全作業を心がけてくださるようお願いします。
1伐木造材作業における安全な作業方法の徹底
伐木造材作業は、林業労働災害の中でも特に発生率が高くなっています。安全な作業方法と正しい作業手順の徹底を図ってください。
[注意]
・安全な服装及び保護具の着用
・伐倒作業時の周囲や情報の確認不足
・危険区域への立ち入り
・走行集材機械等による走行中の転落など
2かかり木の処理作業における安全な作業方法の徹底
かかり木処理作業では、特に死亡災害が多発しています。作業員に対して「かかり木の処理の作業における安全の確保に関する事項」(厚生労働省労働基準局)による安全な作業方法の徹底をお願いします。
[注意]
・かかられている木の伐倒
・他の立木の投げ倒し(浴びせ倒し)
・かかっている木の元玉切りなど
3林業機械作業の安全教育の実施と安全作業の徹底
林業機械の運転業務は、高度な知識と安全な作業方法の習得が必要です。運転業務従事者等に対する確実な安全教育の実施を図るとともに、労働災害防止対策の取組の推進をお願いします。
4緊急連絡体制の整備
林業における労働災害発生時には、的確な応急処置と迅速な搬送が必要です。作業現場と責任者との緊急連絡体制の整備を図るとともに、日頃からの訓練に努めてください。
公社事業で、やむを得ず労働災害が発生した場合には、現場措置と指導監督機関への連絡等が終了した後に「事故速報」をファクシミリ等で公社へ提出してください。
また、後日、公社からの指示により、事故の詳しい状況等を記載した「事故報告書」を、医師の診断書(写)を添付して提出してください。