経営計画
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事業実績

  1. (1)森林整備

    公社では、造林地の健全な育成を図るため、間伐を中心に取り組んでいます。特に、造林木の成長に伴って、平成23年度から保育間伐が減少し、利用間伐が増加しています。平成25年度からは、主伐期に達した林分を対象とした択伐を開始し、増加しています。
     また、契約期間を70年に延長しない一部の造林地については、平成23年度から皆伐を実施し、収益を分収した後に、土地所有者へ返還しています。

 

  1. 公社造林地を齢級別にみると、伐採利用が可能なⅧ齢級(36年生)以上の面積が8割を超え、今後は、利用間伐、択伐等の収穫事業が増加します。

 

注:齢級とは5年を一括りに1~5年生をⅠ齢級、6~10年生をⅡ齢級と称する。

 

 

  1. (2)素材生産

    収穫事業により、素材生産量は次第に増加しています。平成17年度から5年間は、年平均7千㎥でしたが、平成30年度からの5年間は、年平均56千㎥と急増し、岡山県の素材生産量の1割を占めるようになっています。

  1. (3)受託事業

        1. 森林整備保全事業

          森林整備保全事業等の円滑な推進と山地災害の未然防止を図るため、市町村等からの治山・林道事業等の調査、測量、設計・積算業務を受託するとともに、災害発生時には、復旧工事や応急工法等についてアドバイスや提案、技術支援を行っています。

        2. 森林ボランティア活動推進事業

          里山林など森林の保全管理や山村活性化の取組を行っている地域の活動組織を支援する業務等を岡山県から受託し実施しています。

        3. 県営林事業

          林政課所管の県有林(2,399ha)及び県行造林(2,774ha)における森林整備事業等を実施しています。
            [令和4年度事業] 作業路補修3,170m、調査委託37.91ha ほか

        4. 水源林事業

          岡山県企業局所管の電源造林(339ha)及び工業用水源造林(192ha)における森林整備事業等を実施しています。
            [令和4年度事業] 幹線管理歩道補修2,748m

        5. 森林経営管理制度市町村支援体制整備事業の県からの受託

          専門的人材の確保・育成(林業技術者等の人材バンク)、林業技術者等へのアドバイス・相談対応、森林経営管理の技術支援等の業務を県から受託し実施しています。
           [令和4年度事業]
          ・人材の確保・育成(森林経営管理制度推進人材バンク)
          ・森林管理の技術支援、「森林経営判定事例集」の作成ほか(県から受託)
          ・森林資源の把握業務 ほか(2市町から受託)
           注:人材バンク業務は、厚生労働大臣の許可を受け、令和元年10月から実施

        6. 森林管理支援事業

          市町村からの要請や森林所有者からの依頼により、森林調査や林業経営に適さない森林の経営管理等を受託し、ICTを活用した森林情報の把握や保育間伐等の必要な施業を行うなど新たなニーズに適切に対応します。
           [令和4年度事業]市有林の森林資源量調査等(2市から受託)

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