収支の動き
(1)収入
伐採等収入は、次第に増加し、令和元年度以降は6億円を上回るようになりました。
県からの運営補助金については、人件費等の削減によって圧縮に努めています。平成23年度から、造林補助制度が拡充され、搬出材積を増加させるため、小径木や未利用材の搬出にも努めた結果、造林補助金等が増額しています。
(2)支出
森林整備費は、保育間伐の減少や事業コストの削減等によって、減少してきています。素材生産費は、利用間伐等の収穫事業の増加に伴い、年々増加しています。
職員については、平成16年度の24名から平成19年度には12名に半減するとともに、平成17年度から27年度まで給与、期末勤勉手当のカットや退職手当の減額などを実施しました。
現在は、職員数の削減等による公社改革の成果を維持しつつ、人件費等の節減に努めています。
(3)県借入金と返済額
平成16年度には、これまでの公社事業に投入した経費として、705億円の借入金があったが、平成17年度以降、県から毎年1,067百万円の返済補助金を受け、公社においても伐採等収入による自力返済額の増加に努めた結果、令和5年度末の借入残高は456億円となり、この19年間で249億円を減額しました。