「ふるさとの森林を守ろう!」活動記録
1.はじめに
我が国の国土の3分の2を占める森林は、地球温暖化の防止や国土の保全、水源のかん養、生物多様性の保全などの機能を有し、私たちが安全、安心で快適に生活をしていく上で重要な役割を果たしています。
近年の地球温暖化現象により、夏の異常高温や全国各地の局地的な豪雨が発生し、農作物や人命、財産に大きな被害を与えています。
一方、我が国では古くから生活と木材が深く関わりを持つ「木の文化」が培われてきました。成熟期を迎えた国産材の利用拡大により、地球温暖化の防止や循環型社会の構築に貢献していくことが必要となっています。
このため、森林の持つ多面的機能等について、より多くの人に理解していただくための啓発活動が重要と考え、以下の2つの方針を掲げました。この方針のもとで、平成5年から各地のイベントに後援、協賛し、これに参加し「ふるさとの森林を守ろう!」実践活動を行っております。
2つの方針
- (1)森林の多様な公益的機能の重要性についてのPR活動
- (2)「資源の循環利用という面から木材に勝るものはない。」
人と森林が共生できる社会実現のため、木材利用を推進するPR活動
2.実践活動
(1) 津山市阿波「阿波ふるさと祭り」への参加
吉井川源流の津山市阿波では、毎年春に「阿波ふるさと祭り」が開催されます。山菜や地元で採れた野菜、またこれらの新鮮な食材を使ったおこわや餅などの実演販売が行われ、大変なにぎわいをみせています。
当公社も会場の一角をお借りし、森林の公益的機能の普及展示パネルをはじめ木工作品の展示、パンフレット配付、森の恵みである数種類のお茶を試飲していただき、森林の持つ多面的機能の重要さをPRする活動を行います。
(2) 津山市「森林を考える岡山県民のつどい」への参加
毎年秋には岡山県北森林・林業活性化議員連盟の主催で「森林を考える岡山県民のつどい」が開催されます。
当公社では、森林の公益的機能の普及展示パネルをはじめ木工作品の展示、パンフレット配布、森の恵みである数種類のお茶を試飲していただき、森林の持つ多面的機能の重要さについてPR活動します。