公社造林地の紹介
公社造林地の紹介
美作市大原字ロッピャクカケ195-1(昭和58年度植栽 9.35ha)
ヒノキ34年生。林冠はほぼ閉鎖して、下層植生が少なくなっており、第1回目の利用間伐を予定している。林木の形質が良く、今後の成長が楽しみな造林地である。
間伐は、列状間伐を予定している。林内は一部急峻な場所もあるが、上部は傾斜も緩やかで、効率的な作業が期待できる。
鏡野町箱字カキョウジ285-1(昭和47年度植栽 2.91ha)
ヒノキ・スギ44年生。土地所有者の希望により、皆伐による収穫を予定している。樹高・直径ともに生育は良好である。
ここで半世紀に及ぶ管理を終える造林地である。伐採後は地元の森林組合によって植林が予定されている。「伐って、植えて、育てて利用する」という林業サイクルを循環させる。
新見市菅生字クツカケ6864-1外(昭和46~平成元年度植栽 79.11ha)
公社を代表する造林地のひとつ。隣接する経営林を合わせると、管理面積は150haを超える大団地となっている。計画的な路網整備が進み、利用間伐等の収穫事業を順次実施している。
ヒノキ45年生。平成27年度に2回目の利用間伐を実施した。造林木の成長と下層植生の発達により、水源かん養機能等公益的機能の増進が期待される。
新見市神郷高瀬ヨナシハラ2028-1外(昭和49~昭和50年度植栽 24.16ha)
新見市北西部に位置するスギ、ヒノキ42年生の造林地である。北向きの山で、冬の積雪量は多いが、造林木の生育状況は非常に良い。列状間伐を実施する前の写真である。
列状間伐実施中の状況である。2列伐採して4列を残す。このように列状に伐採することで、太陽の光を林内に入れて、広葉樹の侵入を促すとともに、利用間伐コストを下げることができる。
高梁市川上町三沢ヒデタニオンジ746外2内 外(昭和51~昭和52年度植栽 10.18ha)
41年生の造林地。4年前に列状間伐を実施している。差し込む光を受けて、広葉樹や下草が元気に育ってくれている。
左の造林地から少し離れたところにある40年生の造林地だが、一括して発注することで、スケールメリットを活かして、効率よく作業を進めることができた。
岡山市北区御津高津字オバナ1255(昭和56年度 植栽 6.35ha)
平成28年度に列状間伐を実施したばかりの36年生の造林地である。林床に光が届くようになり、残された造林木の生長と広葉樹など下層植生の侵入が期待できる。
造林地までの作業路がないために、これまで収穫事業を実施できなかったが、近隣の民有林との集約化施業によって、路網が整備された。