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令和5年4月7日

針広混交林実証試験 in 新見市

当公社では、市町村における森林経営管理の取組を支援するための業務を岡山県から受託しております。

 

 

業務内容は主に専門的人材の確保・育成、森林経営管理の技術支援などを行っています。

 

 

 

その中でも森林経営管理の技術支援の一環として、「林業経営に適さない森林」を針広混交林へと誘導するための「針広混交林実証試験(以下、実証試験)」を公社造林地内で実施し、市町村職員等の研修で活用できるように展示林として設置しています。

 

 

 

 

 

これまでに鏡野町、美咲町、岡山市、真庭市、西粟倉村で展示林を設置しておりますが

 

 

 

展示林の場所選びというのがなかなか難しく

 

 

 

これまで新見市内には展示林を設置できておりませんでした。

 

 

 

 

 

 

しかしこの度、土地所有者の方の御協力をいただき

 

 

 

神郷下神代にある公社造林地で実証試験区を設置することができました!

 

 

 

 

 

 

 

 

今回実証試験を実施した造林地は、一部が地山勾配40度を超える急傾斜地であるため

 

 

下図で示す区域を「林業経営に適さない森林」と想定して実証試験を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の試験地では、間伐率50%(黄)、30%(白)、20%(緑)と3つの区域に分けて

 

 

間伐を実施しました。

 

 

 

 

 

 

 

↑施業前の写真

 

 

 

 

また、急傾斜地であるため表土の流出を防ぐための筋工の設置や

 

 

展示林として視察してもらえるように歩道を整備しました。

 

 

 

 

 

↑施業後の写真

 

 

 

 

今後は、それぞれの間伐区域における

 

 

「造林木の生育」や「広葉樹等の侵入状況」等を岡山大学と連携して調査していく予定です。

 

 

(keichell)