令和7年12月5日
嶋参与による職員研修会
令和7年11月26日に矢掛町内において、新たに就任された嶋参与(岡山大学大学院教授)による初めての職員研修会が開催されました。
おかやまの森整備公社では、「公社が目指す環境保全を重視した森づくり」や「森林経営管理制度における森林管理の技術支援」における技術的な知識を習得するための参与による職員研修会を開催しています。

まずは現地研修として、小田郡矢掛町東三成字ドイ地内にある公社造林地において、広葉樹侵入状況調査についての報告がありました。
研修地については、令和2年度に列状間伐を実施しており(一部定性間伐あり)令和3年度に新たに設置した試験区となります。
広葉樹の侵入状況もよく間伐区においては、カラスザンショウやネズミモチ、ビロードイチゴが多く出現しており、その本数の増加や生育状況等についての説明がありました。
現地では、職員からの活発な質問や参与からの指導を仰ぐなど有意義な現地研修となりました。

室内(矢掛町農村環境改善センター)研修では、真庭郡新庄村地内における試験区についての広葉樹侵入状況やヒノキ造林木の生育状況、また、試験区における広葉樹の生長により笹が減少しているなどの報告がありました。
また、最後に嶋参与における「放置ヒノキ人工林の育成複層林化を目的とした間伐とそれに伴う林床の光環境の予測」についてと「試験流域における土壌保水容量等」における講話を拝聴し、誠に有用な学びを得ることができました。今回の研修で習得した知識を今後の業務に役立ててまいりたいと思います。
by おはる
最新のできごと
