令和5年9月25日
現地検討会 ~伐採と再造林の一貫作業システムによるコストの低減~
9月21日、22日に新見市で開催された近畿中国森林管理局主催の現地検討会に参加しました。
21日は一貫作業システムの概要及び関連技術についての講演会が開かれました。
一貫作業システム(皆伐から再造林を連続して一体的に行うこと)を取り入れることで、
・地拵え等のコスト低減がされる
・コンテナ苗を使用することで時期を選ばず植栽することができる
・皆伐後すぐに植栽するため雑草が繁茂するまでの期間が長くなり下刈り回数を削減することが
できる
など様々なメリットがあることが紹介されました。
22日は新見市坂本地内の天木山国有林において、株式会社戸川木材によるタワーヤーダを
用いた集材、造材、端材の現地破砕の実演が行われました。
作業道を作設しフォワーダで搬出する車両系と比較すると、集材に係る人員が6人から2人に
削減できる見込みであることなどが発表されました。
その後、ドローンによる苗木運搬の実演やコンテナ苗の植栽体験が行われ、ドローンによる運搬
は苗木だけでなく架線のワイヤーにも活用することができ、大変有用であるとのことでした。
実際に現地で伐採や造林に関する作業や関連技術を体験できる機会はあまり多くないため、
非常に有意義な検討会でした。
byアリ
最新のできごと