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令和2年10月2日

習うより慣れよ ~OWL編~

皆伐事業を予定している新見市大佐大井野にある公社造林地の調査に行ってきました。

 

 

 

 

 

今回の調査では、地上レーザー計測器(OWL)を使って調査しました。

 

 

 

 

OWLは下層植生が繁茂している場所での計測が困難なため、これまで私がする調査では使用したことがありませんでした。

 

 

しかし、今回の調査地は下層植生が少ない区域があるため、少しでも省力化に繋がればという思いから使用してみました。

 

 

 

 

 

 

地上レーザー(OWL)

 

 

 

 

 

 

この状態で45秒静止・・・・・・

 

 

 

 

 

 

10m斜面移動して、また45秒静止・・・・・・( ;゚Д゚)プルプル

 

 

 

 

 

 

 

最初は大丈夫でしたが、徐々に足に疲労が溜まります・・・・・・

 

 

 

 

 

OWLを担いで斜面を上がるのも大変ですが

 

 

 

 

 

何よりOWLは高価な機器なので気を使います(´Д`)

 

 

 

 

 

 

しかし、やはりOWL!

 

 

 

 

早い!!( ̄□ ̄;)!!

 

 

 

 

予定していたOWLでの毎木調査が早く終わったので、試験的に100㎡(10m×10m)の標準地でOWLと輪尺の両方で毎木調査してみました。

 

 

 

 

輪尺による毎木調査の様子

 

 

 

 

 

早速、事務所へ戻ってパソコンで解析!ε=ε=ε=ヽ(* ̄∇ ̄)ノ

 

(本当はノートパソコンなので現地でも解析できます。)

 

 

 

 

 

 

そしてOWLでの調査結果がこちら

 

 

 

 

 

3次元化したもの

 

 

 

 

 

輪尺とOWLの調査結果を比較したところ、胸高直径では1本だけが異なりましたが、ほぼ相違ないことが分かります。

 

 

樹高については、枝葉などの遮蔽物によりOWLのレーザーが遮られ、樹高は低く計測される可能性があるそうです。しかしながら、予想以上の精度の高さに驚きです!

 

(2020年6月10日のアップデートにより、ネスルンド式を用いた樹高補正機能等が追加になっているそうです。・・・・・・まだアップデートしていません(^0^;))

 

 

今回の調査は、OWLが使用可能な区域のみの調査であったため、次回は本格的な毎木調査に行ってきます!!

 

by けいちぇる